Home > 犬種の特徴

» 犬種の特徴 ブリーダーの子犬

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2011年11月2日 (水) 13:14 )

シェットランド・シープドッグ

シェットランド・シープドッグ (Shetland Sheepdog) は、スコットランドのシェトランド諸島を原産地とする犬の品種のひとつ。コリーとよく似た外観を持つが、より小型である。シェルティー(Sheltie) の愛称で呼ばれる。

歴史 :
その歴史はきわめて古く、そのままスコットランドの牧羊犬の歴史に匹敵するもので、同じくスコットランド地方の牧羊犬であるラフ・コリーやボーダー・コリーとその起源を共有すると考えられている。気候条件が厳しく、荒涼としたシェトランド諸島は、牧草地として有効な土地が限られており、飼料が不足する環境では家畜が小型化するのは必然であった。その結果、羊は、スコットランド産の半分の大きさとなっている。シェットランド・シープドッグも環境に適応して小型化したか、あるいは小型の家畜に対応して小型化したと考えられている。人口が少なく放牧地と農耕地を隔てる柵が少なかったこの島では、家畜の動きを管理する熟練の牧畜犬の存在が不可欠であった。管理していた家畜は、羊だけでなく、牛、豚、ニワトリなど多岐にわたり、万能犬として重宝されていた。一説によれば、スコットランドのボーダー・コリーと同じ祖先を持つ犬のうち小型のものがこの土地に適応し、この地がヴァイキングの支配下にあった時代に、彼らがスカンジナビア地方から持ち込んだサモエドなどのスピッツ系の血が配合されたものが原型であるとされる。19世紀の終わり頃、イギリス海軍の艦隊が演習のためにこの島を訪れるようになると、これらの子犬が盛んにイギリス本土に持ち込まれるようになった。この犬がイギリスに紹介された時には、スパニエルの影響を感じさせる犬であり、これにラフ・コリーなどを交配させながら大型化しないように作出されたものが現在のシェットランド・シープドッグである。また、キング・チャールズ・スパニエルやポメラニアンの血が入っているとも考えられている。当初はシェットランド・コリーという名称が一般化し、1909年にイギリスのケネルクラブがこの名称で公認するが、コリーのブリーダー団体からの抗議を受け、数年後に現在の名称に変更された。その名に反して、現在では牧羊犬としては非主流となっており、その性質からもっぱら家庭犬として、世界中で愛好されている。

 

特徴 :
体長が体高よりやや長く、牧羊犬に必要な抜群の敏捷性とスピード、忍耐力を兼ね備えている。温和でやさしい表情からは、聡明さと警戒心の強さがうかがえる。スタンダードでは小型のコリーという位置づけがあり、サイズは最も重視される要素となっている。ジャパンケネルクラブでは理想体高をオス37センチメートル、メス35.5センチメートルとしている。体重は、オス・メスともに10キログラム前後となる。体つきは筋肉質で、よく張った胸と引き締まった腹部を持ち、アウトラインは均整がとれている。頭部は上または横から見て長く、滑らかなくさび状に耳から鼻にかけて次第に細くなっている。顔つきも一見するとコリーと似ているが、頭部に対するマズルの割合は、長さ・太さともにコリーよりもコンパクトなものになっている。比較的大きく立った耳は、耳先が前方に折り曲がったものが理想的とされ、故意に矯正する場合がある。被毛は、粗くて長い上毛と柔らかくて密生した下毛のダブルコートで、首まわりから胸にかけての飾り毛は最大の特徴となっており、メスに比べてオスの方が豊かである。毛色は、黒、ブルーマール、セーブルを基調として、白およびタンが配色される。性格は、非常に快活で、感受性が強く、人とたわむれることを好む。もともと牧羊犬ということだけあって大変賢く、従順で訓練性に優れており、責任感も強い。家畜を守る仕事をしていたため、警戒心が強く、比較的よく吠える。また、小型ゆえにコリーよりも神経質である。甲状腺機能低下症にかかりやすい。

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


 

「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(最終更新 2011年11月4日 (金) 22:07

シーズー

シーズー(シー・ズー, 獅子狗 (ピンイン: Shīzi Gǒu, ウェード式: Shih-tzu Kou) , 英語:Shih Tzu)は、ラサ・アプソとペキニーズを掛け合わせて作った小型犬。
中国では西施犬と呼ばれている。

外観・容姿の特色 :

もともとチベット高原原産の犬など寒冷地の犬を先祖に持つだけに下毛が密生している。四肢の毛はモコモコであたかも防寒用ブーツのようである。
毛色は日本では茶、或いは黒と白との2色の個体が多いが、どんな毛色も認められている。額部および尾部先端に白が入った個体が珍重される傾向にある。
体高は20 – 30cm、体重は5 – 8kg前後。
「獅子狗」(シーツーコウ; 「獅子犬」)と呼ばれ、清朝末期の主に宮廷や貴人達の間で飼われていた犬。
大きな瞳とあちこちに跳ねた鼻の周りの毛が特徴で、菊の花のように見えることから、「クリサンセマム・ドッグ」とも呼ばれる。
飼育上の特性 :

無駄吠えも少なく快活だが頑固な面があり、躾け次第では無駄吠えし扱い難い犬になる。
人なつっこい時もあるかと思えば、癇癪を起こす時もある。
初心者にも比較的に飼いやすい。
活発な性格だが、小児や高齢者のいるファミリーでも飼育可能。
他の犬とのコミュニケーションも取れる方なので、多頭飼育も比較的容易である。
飼育上の注意点 :

毛が抜けにくいので飼いやすい犬種。しかしプライドが高く繊細、かつ頑固な性格のため根気よくしつけること。
散歩は毎日行うのが好ましい(30分 – 1時間)。
比較的丈夫な犬種だが、祖先犬の出身地の気候(ラサ・アプソは高山気候、ペキニーズは亜寒帯冬季少雨気候)の関係で暑さには弱い方なので健康管理に注意を要する。
被毛がしなやかで毛玉が出来やすいため、こまめなブラッシングが欠かせない。
大きな眼球は傷つきやすく、白内障の原因となりやすい。したがって、日ごろより目の状態に注意すると共に、被毛が眼球を傷つけないようにするなどの配慮が必要となる。
呼吸器疾患やアレルギー性皮膚疾患に注意。
短吻種のため、航空機での輸送を断られる場合がある(スカイマークなど)。

四国犬の特徴

| 四国犬, 犬種の特徴 |

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


 

「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(最終更新 2011年11月23日 (水) 19:28

四国犬

四国犬(しこくけん)は四国地方(主に高知県)原産の中型の犬の品種。日本犬の一種である。かつては土佐犬(とさけん・とさいぬ)と呼ばれたが、同様の呼称を持つ土佐闘犬とは別品種。「土佐犬」の名で国の天然記念物に指定されている。

特性 :

古来より「土佐犬」と呼ばれていた中型の犬である。土佐闘犬との混同をさけるために、四国犬と改称された。
本来の作出目的は、四国山地周辺の山村における鹿や猪等の狩猟およびそれに伴う諸作業。山地での激しい狩りにも耐えうる体力・持久力がある。温暖湿潤気候に強い。体格は柴犬より大柄[1]。
主人には異常なまでに忠実だが、よそ者には警戒するため、番犬に適する。よそ者にはふとしたことでも噛みついたりと非常に攻撃的なため、散歩中などは注意が必要である。
1937年(昭和12年)6月15日に文部省(現・文部科学省)により、天然記念物に指定された。
もともとこの犬種は本川系、幡多系、安芸系と呼ばれる地域特性があった。しかし、安芸系は衰退し残る本川系と幡多系は混血が進み、地域特性は無くなりつつある。
ニホンオオカミ目撃情報における混乱 :

四国犬は日本犬の中で最も素朴な風貌と評される事もあるように、猟犬としてニホンオオカミと交配させたとの伝承もあり、外見が似ているとしばしば言われる。しかし、それ故にニホンオオカミの目撃情報の際、見間違いの候補として挙げられやすい犬種でもある。代表的なものが2000年7月8日の九州中部の山地での目撃情報である[2][3]。
これは、当時福岡県立小倉西高等学校校長であった西田智がニホンオオカミに酷似した動物と遭遇し、その写真撮影に成功したものである。写真を鑑定した元国立科学博物館動物研究部長の今泉吉典は「ニホンオオカミと見られる」とコメントしたが、東京農工大学教授・日本オオカミ協会会長の丸山直樹をはじめ、ニホンオオカミであることに否定的な学者も多かった。
その後、2001年3月に大分県の山小屋に「平成12年7月8日、この場所において、ニホンオオカミに、間違われて撮影され、お騒がせしたのは純血の四国犬です。関係各方面、マスコミの皆様御迷惑掛けて、誠に申し分け有りませんでした。事情が有って放犬しました」との謝罪文が書かれた張り紙が発見された[4]。
しかしこの紙を張り出した人物は発見されておらず、また撮影された動物は頭部こそ四国犬と似ている点があるものの、四肢や胴の長さの特徴は明らかに四国犬では無いとの指摘もあり、張り紙は悪質ないたずらとする意見もある(ちなみに、この張り紙がなされる一か月前にはテレビ朝日「たけしの万物創世紀」がそれまで未公表であった撮影場所を公表してしまっており、それを観た者による仕業ではないかとする意見もある[5])。
事の顛末は、西田智の著書『ニホンオオカミは生きている』(二見書房、2007年)に詳しい

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2011年11月20日 (日) 12:47 )

サルーキ

サルーキは狩猟犬の一犬種。飼育犬中でおそらく最も古い犬種として知られ、純血種としてその歴史はおよそ7000年溯ることが出来る。イラクの古代遺跡であるテペ・ガウラに残る彫刻のサルーキが最も古い記録とされている[1] [2]。サイエンス誌の2004年5月21日号に、DNA鑑定の結果サルーキが最も早くオオカミから別れた犬種の一つであると確認されたという論文が掲載された[3]。
容姿の美しさ、スピード、忍耐力において広く賞賛され、サハラ砂漠からカスピ海まで、数千年の間砂漠の遊牧民とともに中東全域を旅した歴史がある。その結果様々な色の被毛を持ったサルーキが中東全域で見られることとなった。外観は、アフリカ原産のアザワクやモロッコ原産のスルーギに似ており、エジプト王家の犬 (Royal dog of Egypt) として知られていた。スルーギが独立犬種として公認されるまでは、イギリスやヨーロッパ諸国ではスルーギと交配されることが普通に行われていた。
サルーキは美しさとスピードを追求して改良繁殖されたサイトハウンド(視覚ハウンド、視覚が優れた狩猟犬)として知られる。全犬種中最速であると一般的に思われているグレイハウンドが時速72kmであるのに対し、サルーキはさらに速く時速77kmの最高速度で走ることが出来ると言われている。グレイハウンドのドッグレースで使用する電動ネズミ(これを追いかけさせることにより、レースを行う)にサルーキが関心を示さないこともあって、実際に競争させるのは困難なためサルーキの方が速いということが証明されているわけではない。しかしながら本犬種がもともと時速70km以上で走るガゼルを狩る目的に使われたことから、この意見は正しいといえるかも知れない。

説明 :

外観 :
体格 – 十分に広い背、僅かに弓なりの細く筋肉質の腰
体重 – 指定なし
体高 – 57-71cm(メスはやや小柄)
被毛 – 滑らかで柔らかいく絹のような手触り、脚、腿後部、肩の羽根状の飾り毛
毛色 – ホワイト、クリーム、フォーン、ゴールド、レッド、トライカラー(ホワイト、ブラック、タン)、ブラック・アンド・タン、およびこれらの色のコンビネーション
頭部 – 長く狭い、浅いストップ
歯 – 力強い、レベルバイト
眼 – 適度に離れている、大きく楕円形
耳 – 長い、自由に動く
尾 – 長い、低く保持される、自然なカーブ、羽根飾り状の絹のような長い被毛
脚 – 適度な長さ、長いつま先、直線的で長い(前脚)、弓形で外に広がっていない(後脚)
寿命 – 12から14年
FCIスタンダードより抜粋抄訳

スムース(頭部)、フェザード(耳)
全体的に優美でバランスが取れており、優れた身体能力を感じさせる。サルーキは「サイト(視覚)」ハウンドに分類され、それは獲物を発見、追跡し、捕らえて飼い主のところに運んできたり、見張りを行う能力があることを意味する。非常に狩猟に有能であるという外観をしている。サルーキが狩猟をしているときに見られる強い狩猟欲求、獲物を狩り立てる本能、集中力はとても印象的なものであるが、その一方でドッグショーの場ではそのような印象は与えることはない。
サルーキは遺伝子にスムース(直毛の短毛)とフェザード(羽根飾りのような長毛)の二種類の被毛タイプを有する。スムースは身体全体を覆い、耳、背中、脚、尾はフェザードである。フェザードの長さや密度には個体差があるが、ショードッグとしてもペナルティの対象にはならない。フェザードがない個体も認められている。
性質 :
優れたサルーキは狩猟犬としての能力を保ってはいるが、その外見上はまったく異なって見えるかも知れない。学習能力は高いが単純な反復訓練には飽きやすいため、トレーニングには短時間に様々なバラエティを取り入れる必要がある。敏感かつ知的であり、力ずくあるいは手荒く訓練してはならない。
サルーキには定期的な訓練が必要であるが屋内でも静かに訓練することが可能である。普段はおとなしく理由もなく吠えたりすることはないが、不満を感じたとき、長い間飼育者やその家族と離れていたときなどには、震えるような高音で「歌う」。この「歌」は家族(群れ)のきずなを求めるときに使われるものであり、訓練次第で「歌」を教えることができる。サルーキは子供ともよい関係を築きその守護者となることもできるが、飼育者はこの犬種がもの静かな時間を必要とすることを理解しなければならない。
全米獣医師学会によれば、散歩の際にリード(繋ぎ紐)が必須とされている。サルーキの歴史は7000年に渡る古代遺産ともいえるようなサイトハウンドで、強い狩猟本能を持っているためである。しかしながらこのことは他の小型犬、猫などの小さなペットとともに過ごせないということを意味しているわけではない。よく訓練され、穏和なサルーキは様々なペットとともに家族として暮らすことができる。また、サルーキは跳躍力に優れているため、アメリカのサルーキのクラブである「The Saluki Club of America」では、少なくとも1.5m以上のフェンスで庭を囲むことを推奨している。

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


 

「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(最終更新 2011年11月18日 (金) 06:24

コーイケルホンディエ

コーイケルホンディエは、オランダ産の中型犬の一種。俗にコイケルホンド、コイケル等と呼ばれる。
日本ではまだ知名度が低く、ブリーダー自体もまだまだ少ない。
JKCの登録頭数は、1999年に6頭で近年は132頭(2007年)。87頭(2008年)。115頭(2009年)。96頭(2010年)と100頭前後で増えてきている。
歴史 :

16世紀からオランダでカモ猟に使われていた犬。銃が発明される以前のカモ猟では網が用いられていたが、網を打つ前に鳥をおびき寄せるのがこの犬の仕事だった。カモ猟では、ふさふさした尾を茂みの中から見え隠れするように動かし、仕掛けた網や、銃の射程距離内にカモをおびき寄せていた。オランダ王室でも飼われていたという。
第2次世界大戦が終了するまでには殆どが全滅してしまい、一時期は世界で5頭までに減少した。現在では愛好家の努力によって少しずつ増えてはいるが、依然として本国オランダ以外では非常に希少な犬種となっている。現在では、主にペットとして生存している。
特徴 :

体重は約7〜15kg、体高は35〜40cm。
体高と体長がほぼ等しい。
垂れ耳には豊富な飾り毛と垂れ尾を持っている。
被毛は、真直ぐ、或いは軽くウェーブした長めの被毛を持っている。耳や腹、尻、四肢などには飾り毛があり、特に尾には豊富な飾り毛を持っている。
元々猟犬であるため、ボール遊びなど十分な運動を必要とする。
性格は、陽気で気立てが良い。フレンドリーで活発、環境適応性が広く遊び好き。頭もよく、飼い主や家族に忠実である。

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2012年1月2日 (月) 13:49 )

ゴールデン・レトリバー

ゴールデン・レトリバー(ゴールデン・レトリーバーとも、Golden Retriever)は イギリス原産の中型犬。
19世紀中頃に、スコットランドのダッドリー・マーシバンク伯爵(ツイードマス卿)によって改良されたのが起源とされている。元々水鳥猟でハンターが撃ち落とした獲物を陸地に持って返ってくる役目をする犬であり、合図に忠実に従い、俊敏に行動し、湖に生茂る水草の中を遠くまで泳いで鳥を持ちかえる猟犬として、何時間も猟場で活躍する優れた猟犬である。1925年に英国ケネルクラブでゴールデンまたはイエロー・レトリバーという新種として認定された。賢さと忠誠心とを兼ね備えた犬種であり、穏和な性格をしているので、ペットとして広く愛好されている。

ゴールデン・レトリバーは多彩な色合いの毛なみを持つ。
その名の通り、輝く金色の毛なみが美しく、明るいクリーム色から暗い赤金色までの鮮やかな光沢のあるゴールドの多彩な色合いをしており、ボディの前部、胸と腹の下、四肢の後ろ側、尾の下には、より明るめの長い飾り毛があり、その対照的な組み合わせがゴールデンをより一層美しく見せる。年齢と共に顔やボディに白毛が目立ってくるのを別にすると、それ以外の白色の被毛やマホガニーの被毛は認められていない。ダブルコートといい、羽毛のような柔らかくて短いアンダーコート(下毛)と、弾力のある長いトップコート(上毛)の二種類の毛をもっている。アンダーコートは防水性が高く、気温の低い季節でも冷たい水に飛び込み仕事をするのに適している。同時に下着の役目も果たしているため、気温が上昇すると抜け落ち、寒くなると豊富になり体温調整をする。均整のとれた体つきであり、オスは体高60cm前、体重29~34kg、メスは体高55cm前後、体重25~30kg。体長と体高の比率は11:10が理想。頭部は割合に大きく鼻梁も大きく、垂れ耳で、アーモンド形の目をして、知性と温和な性格を表し、典型的なゴールデンの愛らしい表情をしている。
性格 :

「信頼できる性格」「飼い主と共に働くことを喜びとする」犬種で、「賢い、温和、知的、親しげ、確実」などと表現される。
人間に合わせる能力を持っていることで、家族が静かにしているときには静かにして、遊ぶときには一緒に大いにはしゃいで遊ぶ。
主人が願っていることを察知し、いつも主人に気に入られようと努力をする。
常に家族と一緒に行動できることを喜び、孤独を嫌う。
忍耐力が非常に強く、細やかな気配りができて、楽天的。
自信を兼ね備え、信頼できる個性をしている。
しつけやすく、子どもから老人まで誰にでも扱いやすい犬種である。
飼育にあたっての留意点 :

「犬種」とは人間が用途を目的に作り出したものなので犬種それぞれに役目としての機能があり、ゴールデン・レトリバーは「人間と共に仕事をする」ことを目的として作られた犬種の為、戸外につなぎ、餌と水を無造作に与え、散歩に連れ出さず、仲間として認めてもらえず、一人寂しく暮らすのは、この犬種には適合しない。
一般的に、運動不足からの肥満が圧倒的に多いため、成人病が増えており、「走る」「動く」ことを念頭に置いた日課の工夫が要求される。
また、適切な運動をしないでいると、爪が削られる機会がなく伸びすぎるので、定期的に爪を切って長さを整えることが必要となる。爪が伸びたままにしておくと、根元から折れたり、浮き上がった根元に菌が侵入して腫れたりして病気の原因となる。また、狼爪がある場合は、巻き込んで皮膚に傷をつけることになりかねないので、必ず定期的に切るべきである。
幼児期に室内ではしゃいだり、走ったりしていると、股関節の発達に影響が出たり、脱臼のおそれがあるので、室内では静かに、戸外では大いに走り回るようにしつけるべきである。
人気犬種ゆえの乱繁殖で、股関節形成不全やてんかんなどの遺伝性疾患や、本来の穏和な性格を大きく損ねた個体が出ることがある。
ガンはこの犬種の死因の一位になっている特徴的な病で、現在の大きな研究課題となっており、甲状腺機能低下は米国が股関節形成不全症同様に必須チェック項目に指定してからは減少してきている。
ラブラドール・レトリーバーとの共通点 :

(参考)ゴールデン・レトリバーとラブラドール・レトリバーは親戚ではない。 よく似た外観をしているので「短毛種と長毛種の違い」だと間違って理解される場合があるが、ラブラドール・レトリバーは「セント・ジョンズ・レトリーバー」と「ニューファンドランド犬」を交配で生まれた犬である。

元来水中で働いてきた犬種であるため、どちらも水遊びを非常に好む。
明朗かつ温順。大変に人なつっこいため、番犬には向かない。他の犬に対しても友好的な態度をとることが多い。
ジャーマン・シェパード・ドッグ同様、賢く訓練性能が高いため、盲導犬、介助犬、警察犬などのサービスドッグとして働いたり、競技会などでも見られる犬種である。ラブラドール・レトリーバーと1世代交配させ、盲導犬として訓練している訓練所もある。

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2011年12月23日 (金) 00:42 )

ケリー・ブルー・テリア

ケリー・ブルー・テリア(英:Kerry Blue Terrier)は、アイルランドのケリー州原産のテリア犬種である。アイルランドの正式な国犬としても指定されている。

歴史 :

その生い立ちははっきりとは分かっていない。少なくとも18世紀ごろには犬種として存在し、アイリッシュ・テリアやロズベリー・テリアなどを掛け合わせて作り出されたと考えられている。後にロズベリー・テリアの子孫であるベドリントン・テリアの血も加えられた。
主にネズミやカワウソなどの小動物を地中で倒す地中猟犬として使われていたが、番犬や護畜犬としても働いた。猟犬としてはネズミやカワウソを地中の穴に誘導し、追い詰めて戦い、倒して主人のもとへ持って来る働きをした。番犬や護畜犬としては気を緩めず、不審者には激しく吠えて飛び掛って退散させる役割を担っていた。やや きつく勇猛果敢な性格は、このように作業犬として使われていた時代が長かったことを物語っている。
ショードッグとして原産国で初登場したのは19世紀のことで、美しいブルーのコートが人目を引き、たちまち人気の犬種となっていった。一時はアイルランドで最も人気の高い犬種の一つであったが、その隆盛は長くは続かなかった。気性の激しさ(いわゆるテリア・キャラクター)が特に強かったことなどが不評を買った他、第二次世界大戦が勃発したことによりその数は大幅に減少し、希少化してしまった。戦後は性格面を含めた改良が行われ、少しずつ人気を取り戻しつつある。アイルランドではごく普通の犬種だが、原産国外で飼育されているものはあまり多くない。日本でも少し珍しい犬種であるが、ほぼ毎年国内登録が行なわれている。2007年度の国内登録頭数順位は134位中101位であった。国内にブリーダーも存在し、およそ25万円程度の値段で販売も行なわれている。
特徴 :

全身をカールした羊毛状のコートが覆っている。毛色はその名の通りブルーに限定されるが、生まれたときの仔犬の毛色はブラックで、成長すると徐々にブルーになってゆく。このコートは特有のクリップによってトリミングが施され、口髭(若しくは口髭と眉毛)を長く残し、体全体を少し短めにカットする。瞳の色は琥珀色。耳は半垂れ耳、尾は先の曲がった垂れ尾。脚は長いが、地中でも地上でも害獣を駆除することが出来る、優れた狩猟能力を持つ。体高は雄46〜50cm、雌44〜48cmで、体重は雄15〜18kg、雌はそれよりもやや軽い中型犬。性格はクールでマイペース、短気で喧嘩っ早い。家族に対しては友好的で従順だが、それ以外の人には懐かず、しつけも頑固なため入りにくいが、状況判断力が優れている。警戒心が高いので番犬としても優秀である。テリア犬種であるため特有の気の荒さ、「テリア・キャラクター」を持つが、それと同時に好奇心が旺盛な性質も併せ持つ。このため、主人の知人であるならば、遊びを交えることによって交流を行なうことが出来る。運動量は普通で、かかりやすい病気は癌などがある。

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2011年10月22日 (土) 08:50  )

 

ケアーン・テリア

ケアーン・テリアはテリア種のなかで最も古い犬種のひとつ。スコットランドのハイランド地方原産。積石(cairn)の隙間や穴に棲息している小動物を捕らえるために使役され、スコットランドでは最古の使役犬と言われている。

外観 :

本犬種のスタンダードはケアーン・テリア・クラブ・アメリカで確認できる。現在の承認されているスタンダードは、1938/05/10のもので、イギリスのケネルクラブにしたがって採用された。アメリカのスタンダードによれば、雄犬の体重は14lb(6kg強)、体高は10"(25cm)、雌犬の体重は13lb(6kg弱)、体高は9.5"(24cm)とされている。しかしながら多くのケアーンのサイズはこのスタンダードとは異なっており、体高は9-13"(23cm-33cm)、体重は13-18lb(6-8kg)というのが一般的である。また、ヨーロッパのケアーンのサイズはアメリカよりも大きい傾向にあり、骨格的にも頑丈な印象がある。日本では無計画な繁殖が多く観られ、パピーミルで「生産」されたケアーンは犬種スタダードからはかけなはれている場合が多い。
2009年現在の「ジャパンケンネルクラブ」の犬種標準では、FCI基準になり、体高はおおよそ28〜31cmだが、体重と釣り合いが取れていること。理想的な体重は6〜7.5kgである。となっている。
犬種標準はあくまでもブリーディングする際の理想の姿であり、犬種スタンダードからはずれていても欠点を持っているわけではない。
「毛」粗く、風雨に強いトップコートを持ち、その毛色はクリーム、ウィートン、レッド、サンド、グレイ、ブリンドルなど、あらゆる毛色が存在する。ただし、各国のケネルクラブではブラック、ブラック&タン、ホワイトは許可されていない。以前はホワイトのケアーンも犬種登録可能だったが、1917年にアメリカンケネルクラブは、ホワイトの被毛を持つ個体はウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアとして登録することとした。また、ブリンドルのケアーンはその生涯において頻繁に毛色が変わると言われており、ブリンドルが年とともにブラックやシルバーになるのは珍しいことではない。
被毛はダブルコートで、柔らかく密生したアンダーコートと、固いトップコートを持つ。よく手入れされたケアーンは武骨でたくましい外観をしており、技巧や誇張とは無縁である。 プラッキングという毛を抜く手入れ方法が必要な犬種であり、ハサミでカットすると皮膚が弱くなり、皮膚病になる。 ケアーンテリアの皮膚は、他犬種と比べ、弱いため、生後2ヶ月頃から柔らかい毛を抜く事によって皮膚を丈夫にする。
性格 :

知的、活発、力強く、明るく、忠実である。他のテリア種同様に頑固で強い意志を持ち、獲物を追って地面を掘り返すことを好む。 強い狩猟本能があり、広範囲の訓練が必要であるが、高い知能を持っており、訓練性能も豊富に持っている。 反抗的だといわれることもあるが、子供との良き遊び相手になる。
もともと使役犬で、今でもスコットランドの一部で狩猟に使われている。多くのケアーンは独立心旺盛で、活発である。 「愛玩犬」として、家庭生活は問題は無いが、ケアーンをオズの魔法使いに登場するトトのイメージで捉えるのは必ずしも正しくない。
手入れ :

上毛の剛毛は、指で引き抜くハンド・ストリッピング(finger and thumb とも呼ばれる)が必要で、普通のハサミや犬用のハサミを使ってしまうと、毛が途中で切れてしまい、剛毛が生えかわらないため、ケアン本来の武骨なイメージの維持は難しい。ハンド・ストリッピングは、犬に対して害があるわけではない。死毛を毛根から引き抜き、次の毛が生えてくるのを手助けするために行うが、毛流れの方向に抜くなど方法を学ぶことによって、犬に痛みを与えないよう抜くことができる。この方法で死毛を取り除くことによって新しい被毛(剛毛)が生え、水や汚れから犬を守る。ナイフ(Stripping Knife) で抜く場合もあるが、その場合は、ハサミと同様に毛を切らないよう、刃先をなまらせておくなどの工夫が必要である。
※ストリッピングを行う目安は、上毛が指4本の長さを超えたぐらい(7センチ程度)とイギリスのブリーダーは言う。子犬毛は生後8~9ヶ月まででいったん全て抜く。なお、成犬になるまで一度も抜いたことがない場合や、長期間ストリッピングを行わなかった場合は毛が抜けづらくなる(毛が途中で切れる場合もある)。久しぶりに抜く場合は、抜くのを嫌がったり、痛がる子もいるので、注意・配慮が必要である。
柔らかい下毛(短毛)については、春先から換毛が始まる。日本犬のように一気には抜けないため、ブラッシングやコーミングにより地道に取り除く。指でかんたんに抜けるため、夏場を控え、全部抜いてしまう人もいるが、地肌が透けるので、見た目を気にするかどうかで判断は分かれる。
健康 :

一般的に丈夫であり、その寿命はおよそ15年である。しかしながら、ブリーダー、飼育者、獣医師はケアーンの重要な健康上の問題点を認識している。遺伝的なものもあり、特定不可能な原因(伝染、毒素、負傷、高齢)によるものもある。
現在、ケアーン・テリア・クラブ・アメリカはInstitute for Genetic Disease Control in Animalsとともに、本犬種の遺伝性疾患の発生を抑制するという目的のために誰もが利用できる登録フォームを整備している。ブリーダーたちは研究目的のため彼らの犬のテスト結果を自発的に登録している。

 

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


 

「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2011年12月14日 (水) 16:45 )

グレート・ピレニーズ

 

アメリカと日本ではグレート・ピレニーズ、イギリスなどヨーロッパではピレニアン・マウンテン・ドッグ、出生地のフランスではル・シェン・ドゥ・モンターニュ・デ・ピレネーまたはル・シェン・デ・ピレネーと呼ばれる大型犬である。

犬種の起源と歴史 :

紀元前7000年から8000年に現在のイランやイラク地域当たりで、ヤギや羊が家畜化されたと想像されている。グレート・ピレニーズは家畜を保護するために、数千年前にチベット高原に棲息した大きな犬、チベタン・マスチフの子孫だと言われている。紀元前1800年から1000年の間に、この大きな犬は西方へ移動する遊牧民やアジア人の侵略に伴われて、紀元前6世紀頃にヨーロッパに到着したと推測されている。 グレート・ピレニーズは、ヨーロッパの南西部、フランス南部とスペイン北部一帯のバスク地方と呼ばれるピレネー山脈の環境が彼らにとって理想的だったので、その地でバスク人によって発展させられたのだと想像されている。 1669年にルイ14世の息子デュポン王子がピレニーズに夢中になり、宮殿の人々からも愛される犬種であったことは有名な話しである。その後、1975年頃、ルイ14世が宮廷犬として愛玩したので、ピレニーズは当時の流行犬となった。マリー・アントワネットがピレニーズを護衛犬として所有していたこともよく知られている話しである。中世から始まって19世紀中頃まで、この犬種はフランス王立法廷の公式犬としても用いられている。 1850年に英国のビクトリア女王がピレニーズを所有していたことも知られている。1885~86年に、最初のピレニアン・マウンテン・ドッグが英国のケネルクラブに登録され、クリスタル・パレスでお披露目されたことも有名である。 フランス・ルルドのパスツール・クラブやオート・ピレネー・フランスは、犬種に対する関心を恒久化するために組織され、1927年にブリード・スタンダードを書きいた。それは現在の規準に関するすべての基礎となっている。 1933年2月に、アメリカン・ケネルクラブはグレート・ピレニーズを純粋犬種として公式に認知し、同年4月に、公認のドッグショーで単独犬種として認めた。 グレート・ピレニーズが、ジャパン・ケネルクラブに初めて登録されたのは1961年である。

犬種について :

何世紀もの間、この犬種は山岳地帯の斜面で羊飼いの同僚として、家畜の群れの護衛として働いてきた巨大で美しい、白を基調とした犬である。ピレネー山脈の傾斜地や起伏の激しい土地で、どのような天候であろうと、家畜の群れや羊飼いの家族をクマやオオカミなどから守るという精力的な仕事をする役目としている護衛犬で、一般的にLGD(Livestock Guarding Dog)と呼ばれている犬種である。 外観は大きくて、長毛で、真っ白または白を基調としたコートでアナグマ色や灰色、黄褐色の様々な濃さのマーキングがある場合もある。優雅に動いているように見えることがこの犬種にとっては重要なことで、弱々しそうで軽そうな印象であったり、または鈍重でどっしりした印象であったり、体がゆさゆさ揺れるような犬では、家畜の群れを守ることはできない。肉体的にも精神的にも気質的にも、山岳地帯の略奪者から家畜や家族を守る作業犬として、ふさわしいものが要求される。つまり、頑丈そうで、バランスが良く、俊敏で勇気があり、恐れを知らない闘志の持ち主で、たくましく、堂々としていて落ち着きがあり、日頃の行動は緩慢で悠然としているが、テリトリー内の安全を守るために捕食動物と闘うときには、俊敏な動きをし、護衛犬としての本能を保っていなくてはいけない。

類似犬種について :

類似犬種である、クーバース、ニューファンドランド、セントバーナードなどとは、重量感や印象、特に頭部の外観に特徴的な違いがある。
グレートピレニーズの頭部は犬のサイズに比較して重すぎてはいけない。頭頂がやや丸みを帯びた、くさび形で眉の隆起や、しわがなく、ストップはゆるやかな傾斜で、マズルは幅広く、リップは下あごを被う程度。すべての部分が優しくなだらかに融合して、全体的にスッキリとした気品のある顔をしている。
クーバースの頭部は、細く締まりがあって、典型的なくさび形をしていて、軽い印象を与える。スカルの幅は長さの半分で中央に明らかな溝があり、ストップは目立たなく、マズルは鼻先に向かって徐々に細くなっている。
ニューファンドランドの頭部は、重量感があり、スカルは幅広くオクシパットは著しく発達している。ストップは明瞭であるが切り立つほどではなく、マズルは四角形で深くどちらかというと短く、しわがない。リップは垂れて柔らかい。
セントバーナードの頭部は、強烈で印象的、スカルは著しく幅広く、額の皮膚は目の上にわずかなシワを作り、眉の峰は著しく発達している。ストップは明瞭で顕著、鼻は四角く、マズルは幅広く真っ直ぐで、垂れたリップは著しく発達して硬い。

イエイヌの犬種としては原始的な部類に属し、血統的に狼に近い犬種である。四肢にその名残りとして狼爪を有する。ほとんどのイエイヌは指が4本であるが、前足が5本、後足が6本と通常より多いのが特徴である。一般家庭において飼育される場合、この狼爪は不要であるため、子犬の内に切除することもある(生後間もないころであれば、犬自身に負担をかけることなく切除することが可能)。しかし、狼爪はこの犬種としての証明でもあるため、残すことも多い。 狼爪は本来、山岳部など山道や野道を歩く際、滑り止め等の役目を果たし日常生活を送っていく上で摩耗し、手入れは不要であったが、一般家庭で飼育されている状態では摩耗することがない。そのため、爪の手入れを怠ると巻き爪になり、指に食い込み犬に負担がかかることがあるため、この犬種に関わらず、狼爪がある犬の場合、爪の手入れのしつけをしていくことが重要である。
特徴 :

飼い主に対して忠実でテリトリーに対する防御本能が強いが、家庭犬に適している。
家中に大量の抜け毛を飛び散らせることと、低い鳴き声が隣人を悩ませる可能性があるため、どのような環境でも飼えるわけではない。
人と一緒に広い庭にいるのが最適で、散歩と人の視線を喜ぶ。また、この犬は子供を好む。
この種は大きく強く育つために、服従トレーニングは必須で、大型犬を取り扱える飼い主によって飼われるのが理想である。その上、山岳地帯における広大な牧草地での羊の警護など過酷な作業に耐えうる強靭な体力を有するため、十分な運動が必要。

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


 

「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(最終更新 2011年10月22日 (土) 03:20 )

 

グレート・デーン

グレート・デーンは、大型犬の一犬種。大きな体格と穏和な性格の家庭犬として知られる。 「優しい巨人」、「犬の中のアポロン神」と言われ、ジャーマン・マスティフと呼ばれることもある[1]。アイリッシュ・ウルフハウンドと並び最も体高がある犬種であり、最近まで最も背の高い犬としてギネスブックに掲載されていた。1965年にペンシルベニア州の州犬となる[2]。

外観 :

    体格 – 巨大で力強い、かつ優美で高貴
    体重 – オス:54-90kg、メス:45-68kg
    体高 – 76-100cm
    被毛 – 短毛、柔らかい、細い、光沢がある、体躯に密にフィットしている
    毛色 – フォーン、ブリンドル、ブラック、ブルー、マント、ハールクイン、ただしマール(en:Merle)は不可
    頭部 – 細く長い、明確なストップで大きめの口吻部、長方形、明瞭、表情豊か、彫りが深い
    歯牙 – 強固、よく発達している、シザーズ・バイト
    眼 – 中型、落ちくぼんでいる、丸く暗色、知性を表す
    耳 – やや長めに断耳、尖った、立ち耳、あるいは断耳せず
    尾 – 中くらいの長さ、踝まで届く
    脚 – 前脚は完全に真っ直ぐ
    足 – 丸く小さい
    寿命 – 7~10年前後

グレート・デーンがショードッグとして求められる体高、体重は各ケネルクラブで異なる。しかしながら一般的には最少の体重は45-54kg、最少の体高は71-81cmとされる。ほとんどの犬種スタンダードでは本犬種の最大の体高、体重は指定されないが、大きなオスだと91kg以上になる[3]。2004年8月には、カリフォルニア州グラスバレーのGibsonという名前で体高107cmのグレート・デーンが、世界で一番体高のある犬としてギネス・ブックに記載された[4]。
被毛 :

アメリカンケネルクラブでは以下の六色がグレート・デーンのスタンダードとして認められている[5]。

    フォーン – イエローゴールドで頭部はブルー。眼と眉はブラックで、他に耳と尾の先がブラックでも可。
    ブリンドル – フォーンとブラックとの斜めの縞模様。タイガーストライプとも言われる。
    ブルー – スチール・ブルー(鉄灰色)。胸や脚先に見られるホワイトのマーキングは望ましくない。
    ブラック – 光沢のあるブラック。胸や脚先に見られるホワイトのマーキングは望ましくない。
    ハールクイン – 地色はピュア・ホワイトで、黒系の斑点が身体全体に不規則に散らばるが、首はホワイトが好まれる。黒い斑点は身体を覆い尽くすほど大きくてはならないし、逆に点のように細かくてもならない。スタンダードとして許容されてはいるが、小さいグレイの斑点や(このグレイはマールのグレイと同様)、ホワイトにブラックが透けて見えるような色で、あたかも塩胡椒や薄汚れたような印象を与えるものは望ましくない。
    マント(ボストン・テリアで有名なパターンであるため、ボストンと呼んでいる国もある) – ホワイトにブラックの毛が頬から肛門まで身体上部を覆う。顔のホワイトのぶちは任意とされ、肩部、胸部はホワイトが好まれる。脚はホワイトが混じっているか、あるいはホワイト一色、尾は先端がホワイトのブラックが好まれる。身体上部のブラックに存在するホワイトの斑点は許容されている。

被毛のバリエーション
被毛のバリエーション : 左からハールクイン、ブラック、ブリンドル、ブルー、フォーン

 

断耳され立ち耳のグレート・デーン
断耳され立ち耳のグレート・デーン

ホワイト、フォーンクイン、マール、マールクイン、フォーンマントなど、その他の色の被毛もときおり見られるが、ドッグショーでは認められず、そのためブリーダーからは歓迎されない。スタンダード以外のこれらの色は「希少色」として売られている場合もあるため、注意が必要である。 また、「マウスグレイ」が含まれている場合は、どんな被毛であってもショーに出陳することは出来ない。
断耳 :

断耳はアメリカでは一般的であるが、ヨーロッパではあまり実施されていない。イギリス、デンマーク、ドイツ、オーストラリアやニュージーランドの一部の地域などでは、健康上やむを得ない場合に獣医師が行う場合を除き、断耳は禁止あるいは制限されている。 断耳は、狩猟時にオオカミやイノシシに耳を噛まれたり、引っかけられたりするのを防ぐことがそもそもの目的だったが、現在では、ショードッグとして王侯貴族のような威厳に満ちた外観を表すために断耳されている。断耳しないグレート・デーン本来の垂れた耳は上の写真で見ることが出来る。
性質 :

大きく堂々たる外観とは異なり友好的で、しばしば「優しい巨人」と呼ばれる。一般に他の犬、犬以外のペット、野生動物、見知らぬ人間や子供に対しても穏和である。飼育者に対して支配的になったり、同じ性別の犬に攻撃的になったりするものもいないわけではないが、かなり稀である。[6]
健康 :

グレート・デーンは他の大型犬種と同様に新陳代謝が遅く、小型犬に比べ体重あたりのエネルギー消費と飼料費用が少なくすむ。また、他の大型犬種とも共通の健康上の問題がある。苦痛を伴う胃の拡張、捻れである胃捻転は、迅速に処置されないと致命的な結果をもたらす。過去に胃拡張を起こした、あるいは近親が胃拡張を起こしたことがあるグレートデーンには、胃を腹壁に縫いつける手術であるガスロペキシー (en:Gastropexy)が去勢手術と同程度の頻度で行われているくらいであるが、もちろん実際に発症しない限りこの手術を行わない獣医師もいる。 皿の位置を高くして食餌させることにより、胃拡張の原因となる空気が胃に流入することを防ぐことができると信じている人もいるが、逆に危険が増加するという意見も存在する[7]。食餌の前後には運動させないようにすると危険は減少するかも知れない。いずれにせよ、グレート・デーンは10年以上生きることは滅多にない。

本犬種に共通なその他の疾病は股関節形成不全である。通常、ブリードに使う両親のX線写真を撮り、正常な股関節を持っていることを確認し、ブリードに適しており健康な仔犬が生まれそうかどうかを判断する。 拡張性心筋症・先天性心疾患・ウォブラー症候群も珍しくない。

また、必要十分な栄養ある食餌を与えられていない場合カンジダ症を発病することもあり、カンジダ症が他の感染症の原因となる可能性もある。他に血統上の遺伝性疾患も存在し、眼や耳近辺の色がホワイトである場合それらの器官は正常に成長せず、視覚障害、聴覚障害となる可能性が高い。全身ホワイトのグレート・デーンは多くが聴覚障害である[8]。
歴史 :

古代エジプト、古代ギリシア、古代ローマでは、現在のグレート・デーンとよく似た犬が知られていたとする見解がある[9][10]。他にもグレート・デーンが、マスティフやアイリッシュ・ウルフハウンドの血統の中世のイノシシ狩猟犬から改良されたとする見解もある[9][11]。また、マスティフのような犬から改良されたグレート・デーンがアラン人によってドイツにもたらされたとする意見もある[12]。血統は400年以上続いており[10] 、ドイツ原産のブレンバイザー(en:Bullenbeisser)が直接の先祖で、現在の血統の40%程度を占めるかも知れない。1800年代ドイツでは「ドイツドッチェ」と呼ばれていた。

グレート・デーンという名前の起源は、18世紀にさかのぼる。フランスのビュフォン伯ジョルジュ=ルイ・ルクレル (en:Georges-Louis Leclerc, comte de Buffon) は、1749年から進化に関する大著「一般と個別の博物誌」の出版を始めた。彼が進化の例としてこの本に用いた大型の狩猟犬は、フランスでもドイツでもなく、デンマークで探し出した犬だった。これが最初に"le Grand Danois" – デンマークの大きな(犬)- と名付けられた犬である。その後、百科事典編纂者であったウィリアム・スメリー(en:William_Smellie)によってこの本が英訳された際に、"Great Dane"の訳語が与えられることになる。それ以来イングランドでは、この犬のことを「デンマークの犬(Danish dog)」と呼ぶようになった ("Canine Madness," 1762年 参照)。
デンマーク王フレデリク4世戴冠式の絵に描かれたグレート・デーン(1699年)

デンマーク人のJacob Nicolay Wilseが1767年に発表した論文である"Fuldstændig beskrivelse af stapelstaden Fridericia – efter pålidelige underretninger og egne undersøgninger."で、デンマーク人が呼んでいた「大きな犬(large hound)」というこの犬に対する名称が20世紀まで続くことになった。

1780年にドイツではこの犬のことが「大きなデンマークの猟犬("Grosse Dänische Yagd Hund" or "Large Danish Hunting Hound")」として紹介された(Edward C. Ash著:Practical Dog Book, 1931年, "The Great Dane" 参照)。

ドイツで最初に公開されたのは1863年7月14日から20日で、そのうちの8頭が「デンマークの犬(Dänische Dogge)」、7頭が「Ulmer Doggen」と呼ばれ、この時の公開におけるFCIの記録は"Bulletin Officiel de la Société Canine de Monaco, August 1937."として正式に公表された。

第二次世界大戦中あるいはその直後に、この犬の原産国はデンマークからドイツに変更された。しかしながらFCIは原産国が変更された理由を説明できるだけの記録をすでに持っていないと思われる。

» 犬種の特徴

きなこランドの店長

きなこランドの店長
きなこランドの店長

店長の宮坂です。良質な子犬を 提携ブリーダーからへお届けしています!
また、子犬をお探しの方は お問い合わせフォーム
をぜひご利用ください。

株式会社ドリームポケット
東京都練馬区土支田3-20-1
お店: 050-7122-5731

受付:10時~20時
(年中無休)
※土日・祝日は、送犬・見学等で電話に出れない場合があります。

11東京都販第001030号

twitter facebook