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犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


 

「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2011年10月29日 (土) 10:32 )

 クランバー・スパニエル

ランバー・スパニエル(英:Clumber Spaniel)とは、フランス及びイギリス原産のスパニエル犬種の一つである。

歴史 :

生い立ちと生い立った年代は未だ不明である。1770年のはじめにクランバーがフランスからイギリスへ送られたが、本格的な繁殖がその地で行われるようになったのはフランス革命の直後である。それ以前はフランスで主に繁殖が行われていたが、革命の影響により愛犬たちが虐殺されることを恐れた本種の一番の愛好家がイギリスのクランバー公園へ犬を避難させ、その地で保護と改良が行われるようになった。クランバー・スパニエルはエドワード7世やジョージ5世にも愛されたことにより、イギリスでの地位も上昇した。

主にフラッシング・ドッグとして使われ、鳥を探して飛び立たせる役割を担った。その猟は数頭〜十数頭で行われる。歩く時にあまり音を立てないので、主人は首輪に鈴をつけて犬の位置を把握する。動きがゆったりとしているため、猟師は徒歩で猟を行うため馬などのコストがかからず、多くの人に採用されていた。クランバー・スパニエルは獲物を発見すると主人の指示によりフラッシング(追い出し)を行って鳥を飛び立たせるが、レトリーバーとしては働かない。尚、撃ち落された鳥の回収作業(レトリーヴ)については、それ用の犬をつれているため問題は無かった。

20世紀になるとショードッグとしての過度な改造が進み、健康的な被害を受けるようになり人気が低迷した。更に第二次世界大戦の戦禍により絶滅の危機にも追いやられてしまうが、何とか種として生き残ることが出来た。戦後は体格の改善も進み、以前よりも健康被害が出にくいようになりつつある。

現在はペットやショードッグとしてもあまり多くは飼われておらず、頭数自体も少なく希少な存在である。日本でもブリーディングが行われているが、素人にはブリーディングの際の犬質管理が難しいため、プロによってブリーディングが行われ、仔犬が販売されている。毎年国内登録が行われていて、2009年度の国内登録頭数順位は134位中90位と高かった。あまり話題には上らないが、日本国内でも愛好家は多いのである。

尚、近年の世界的なオールドタイプ犬種ブームにより、ショードッグとして改造される以前のクランバー・スパニエルの姿を復元する作業も行われている。それは現在オールド・クランバー・スパニエル(英:Olde Clumber Spaniel、仮称)と呼ばれており、まだ完成には至っていない。
特徴 :

ずんぐりむっくりの体格をしたスパニエルである。マズルの長さは短めで、頭部は大きく胴長短足である。首も短く太い。耳は垂れ耳で尾は飾り毛のある垂れ尾だが、断尾して短くすることもある。コートはウエーブがかったロングコートで、毛色はホワイト若しくはミルクで、耳やマズルの周辺などにレモンやブラウンの斑が入ることもある。体高は雄48〜51cm、雌43〜48cmで、体重は雄32〜39kg、雌25〜32kgの中型犬。性格はおっとりしていてマイペースで温和、攻撃的な面が一切無い。主人に依存した生活を好み、反抗を起こすこともよほどのことがない限りしない。子供や他の犬に対しても友好的であるが、見知らぬ人や犬とはあまり積極的に関わりたがらない。運動量は普通だが、肥満になりやすいので食事には配慮が必要である。かかりやすい病気は股関節形成不全、眼瞼異常、椎間板ヘルニア、脂漏症、外耳炎、口蓋裂、軟口蓋過長症などがある。胴が長めのため、抱き方には注意が必要である。胴長の犬種は片手で胸、もう片方の手で腰を抱えて持つのが良い。

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
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「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(最終更新 2011年5月24日 (火) 00:06)

キング・チャールズ・スパニエル

キング・チャールズ・スパニエル(英:King Charles Spaniel)は、イギリスのイングランド原産の愛玩用のスパニエル犬種である。犬種名はそのまま「国王チャールズのスパニエル犬」を意味している。別名はイングリッシュ・トイ・スパニエル(英:English Toy Spaniel)

歴史 :

イギリス王室で飼育されていた由緒ある愛玩犬であるが、ビクトリア王朝時代に興った流行によって誕生した。ピーラム・スパニエルというスパニエル犬種(今で言うとキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルのブラック・アンド・タンの毛色のものによく似る)のマズルを狆などとの交配によってつぶし、更にサイズを小型化させたものが本種である。最盛期には貴婦人同士の会話に同席したり、王室の公務の手伝いなども行っていた。

然し、その隆盛は長くは続かなかった。1920年代になると過度の改造により健康被害が出始め、ブームも去り、いびきがうるさく一緒に寝ると熟睡できないなどの理由により、愛好家からはマズルが長くハンサムで、サイズも大きめの姿に戻し、健康を取りもすことが願われるようになった。その結果、ピーラムの姿が忠実に復元され、現在も人気がありよく知られたキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルが誕生した。健康面でも性格面でもキング・チャールズを大きく上回っていたキャバリアは人気を完全に奪い去り、本種に取って代わるようにして世界的に人気の犬種になっていった。更に、ドッグショーなどでは次第にキング・チャールズの排除が行われるようになり、一定の移行期間の間はマズルが最も長く、サイズ(体高)が最も好ましいものがチャンピオン犬として選出されるようになった。

その後さらに徹底的な排除が行なわれた時期もあり、キング・チャールズの影はすっかり薄くなってしまった。現在は昔日の面影も無いほど人気が落ちてしまったが、一時的な流行や嗜好に左右されない熱心な愛好家がおり、今日も愛玩犬種としてブリーディングが継続され続け、短吻種を好む愛犬家に親しまれ続けている。日本でも好き嫌いが分かれる犬種のためあまりメジャーではないが、数年に一度国内登録が行われている。国内でもブリーディングが行なわれていて、ブリーダーからの入手が可能である。
特徴 :

マズルはつぶれていて、目は小さめで離れた位置に付いている。その顔つきはよく「東洋人の顔つき」と表現される。頭部は大きめでややずんぐりした体つきで、脚は細い。耳は垂れ耳、尾は垂れ尾でそれらには飾り毛がついている。コートはウエーブがかったロングコートで、毛色はブラック・アンド・タン、ブレンハイム、トライカラー、ルビーなど、キャバリアと同じものである。体高26〜31cm、体重3.6〜6.3kgの小型犬で、性格は飼い主家族によく甘え、陽気であるが見知らぬ人には無愛想である。子供にも寛容で、しつけの飲み込みも良い。運動量は少ないため散歩の時間も短めで済み、高齢者でも安心して飼育することが出来る。長毛種だが、寒さには弱いので冬季の健康管理には十分注意する必要がある。かかりやすい病気は熱中症や軟口蓋過長症、口蓋裂、心臓病、水頭症、気管虚脱など。先にも述べたようにいびきが大きいため、その点は飼育する前から家族の了解を得ておく必要がある。

尚、キング・チャールズは個体によってマズルの長さに大きな差があり、パグなどのように完全につぶれているものや、つぶれておらずチワワのように短いもの、更にはキャバリアとほとんど同じ長さのマズルを持った犬も存在する。このため、マズルの長い個体は時としてキャバリアとして流通し、誤ってキャバリアの繁殖に使われてしまうといった事故も過去に起こっている。現在そのようなことはほとんど無いが、稀にこの影響でマズルが標準値よりも短いキャバリアが生まれることもある。

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「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2011年12月31日 (土) 03:31)

キャバリア・キングチャールズ・スパニエル(Cavalier King Charles Spaniel)は、イギリス産の小型犬の一種。スパニエル種に分類される。日本では一般的にキャバリア、または端的にキャバと略されて呼ばれる。 名前の「キャバリア」とは、騎士という意味である。騎士らしく雄々しい感じがすることから[1]。「キャバリア」には騎士道精神の持ち主、特に女性への礼を尽くす男性、という意味がある。

「キングチャールズ」とは、イングランド王チャールズ1世・チャールズ2世がこの犬をたいへん気に入り、出かけるときもいつも連れ歩いていたということから来ている。

歴史 :

長らくイギリス王室の愛玩犬として愛されてきたが、18世紀になるとトイ・スパニエル(キングチャールズ・スパニエル)に変わって、ヨーロッパでは短吻種の犬が流行、その影響を受けパグ、などを交配し出来た犬種が、現在のキング・チャールズ・スパニエルである。

19世紀はじめ、チャールズ2世時代の絵画を見たアメリカ人、ロズウェル・エルドリッジが、その姿の復活を求めて25ポンドという、当時としては莫大な懸賞金をかけた。その結果、ブリーダーたちは競ってキング・チャールズ・スパニエルから時折産まれる、先祖返りしたタイプの個体を元に、ついにチャールズ2世時代の絵に近い個体を固定化させ「キャバリア・キングチャールズ・スパニエル」と命名した。
特徴 :

    体重は5~8kg、体高はおよそ33cm、平均寿命は15歳。
    目は大きく、耳が大きく垂れていて、頭頂は平坦。
    絹糸のような毛は長めでやわらかい。生後2~3年くらいから足・耳・首下(胸?)などに飾り毛が伸びる。
    また、キャバリアファンの中には8kg以下のスモール派と10kg以上のラージ派がいる

犬種の特性 :

    性格は穏和で社交的。他の犬と仲良くできる。
    人懐こいので、主人以外の人間にもすぐなれるために番犬にはあまり向かない。
    ほとんど吠えない、噛まない。
    遊び好きで頭がよく、しつけは入りやすい。ただし、頭が良いため、主人が毅然としていないと足元を見透かされる。
    屋外飼育が可能(ただし現在の犬の生活環境として、室内・屋外と区別をすることに疑問も多く出ている)。

なお性格や行動パターンは個体差(性別・年齢・生活環境・しつけの度合いなどなどにより)があるので必ずしも当てはまるとは限らない。しかし別の見方をすると、犬種を維持するという観点から考えた場合、上記のような元来持っているであろう気質をうまく引き出すことが重要とも言える。
飼育上の注意 :

    人とのふれあいを必要とするので、長時間の放置は望ましくない。
    体の大きさの割には活発であり、毎日一定の運動をさせてやるほうがよい。
    長い絹糸のような毛はキャバリアの特色。毎日のブラッシングなどが望ましい。
    いつも一緒にいる人の話や態度はすぐに理解するので、褒めながらいろいろなことを教えるといい。
    外耳炎に注意。
    目に関するトラブルも少なくない。
    心臓疾患(主に僧帽弁閉鎖不全症)は遺伝性疾患として重要視する必要がある。<以下日本臨床獣医学フォーラムより引用・要約>

        心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁という弁の異常で、老年期に後天的に発生、犬の心臓病では最も多いものである。小型犬の欝血性心不全の95%はこの病気である。発生は年齢とともに増加し、16歳になると75%がこの病気を持つと言われている。また、キャバリア・キングチャールズ・スパニエルでは、1歳ですでに33%がこの病気を持ち、4歳以上では60%にもみられる[2]。

    ただし、この数値が、いつ・どこで行われた調査によるものかの明記はない。
    また、この僧帽弁閉鎖不全症が遺伝性疾患とされていることから、ライン上(血統上)の病歴などが分からない同士での繁殖は行われるべきではなく、特に一般家庭では避けるべきである。

種類 :

キャバリアには4種の毛色がある。

ブレンハイム(Blenheim)
:赤褐色と白

  
トライカラー(Tricolor)
:赤褐色と黒と白の三色

ブラック・タン(Black and Tan)
:黒と赤褐色
ルビー(Ruby)
:赤褐色

なお交配は、有色と白が混ざるパーティーカラー(ブレンハイムとトライカラー)、全体に色がつくホールカラー(ブラックタンとルビー)内でのみ行ない、パーティーカラーとホールカラー間では望ましい事ではない。また、ブレンハイム同士を交配させ続けると茶の薄い個体になる為、トライカラーと交配させる事が望ましく、ホールカラー同士でもルビー同士ではやはり毛色が薄くなるため、ブラックタンと交配させる事が望ましい。日本においては圧倒的にブレンハイムが多いため、諸外国に比べて毛色の薄い固体が多い。

紀州犬の特徴

| 犬種の特徴, 紀州犬 |

犬種の特徴は、
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「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2011年12月30日 (金) 07:26 )

紀州犬(きしゅういぬ)は、和歌山県原産の日本犬の一種。日本犬としては中型である。昭和9年(1934年)、秋田犬や甲斐犬に次いで天然記念物に指定された。

概要 :

家庭犬としての適性が高く、日本犬の中では柴犬に次ぐ飼育頭数を誇る。

紀伊国(現在の和歌山県~三重県の熊野地方)の山岳部、すなわち紀伊山地周辺のイノシシ狩猟や、それに伴う諸作業に使われていた土着犬を品種固定した犬で、現在も近畿地方南部に家庭犬としての愛好者が多い。また、イノシシ狩猟のための専門の訓練所も存在する。
歴史 :

1934年5月1日、文部省(現・文部科学省)より、紀州犬は文化財保護法に基づく天然記念物の指定を受けた。そのため、紀州犬の産地である和歌山県では紀州犬の保護に注力しており、和歌山市教育委員会では犬種として極めて優良な紀州犬に「優良紀州犬章」を交付し、種の保存に努めている。
特徴 :
紀州犬(白毛)の子犬

すっきりと鼻筋の通った顔にピンとたった三角耳と細い三角目(虹彩は褐色)を持ち、典型的な日本土着犬の特徴を見せるが、尾は柴犬などに多い巻尾ではなく狼のような差し尾が多い。

硬い直毛の上毛とやわらかく密生した下毛のダブルコートに覆われた体はがっちりした筋肉質で、頭部がやや大きく、顎と地面に踏ん張る四肢の筋肉は特によく発達している。一見ずんぐりとした頬が豊かな相貌は、精悍さと同時に穏和な印象をも与える。

現在、紀州犬のほとんどはが白い被毛の個体だが、虎毛や胡麻毛も認められている。白色毛のものが多い理由については、薄暗い山林でのイノシシとの誤射を防ぐためとされるが、実際は白が好まれる最近の傾向による部分が大きいとの説もあり、昭和初期頃までは有色犬も少なくなかった。 また元来は白・虎・胡麻のほかに斑毛のものも多く見られたが、天然記念物に指定された1934年以降、毛色の統一が図られた結果、斑毛のものは姿を消した。

    体高 – オス49~55cm/メス46~52cm
    体重 – オス17~23kg/メス15~18kg

特性 :

本来の作出目的は、「紀伊山地周辺の山村におけるイノシシの狩猟およびそれに伴う諸作業」であり、一時はシカ狩りにも用いられた。

    優れた犬は1頭でもイノシシを倒すと言われるほどの勇猛さで知られ、気性は荒い傾向がある。そのため躾けを怠って野放しにすると非常に攻撃的な性格になり、(特に家族以外の)人間や犬に噛みつく危険性がある。しかし、きちんと躾を施せば優秀な家庭犬になり、小さな子供のいる家庭でも問題なく飼育できる。
    日本土着犬の一般的特性として、主人に忠実でよそ者を警戒する性質を持つため、番犬に適している。但し、大型動物狩猟犬としての特性上、無駄吠えが少ないため、威嚇よりも撃退向きである。自分や家族に害を及ぼす相手に対しては、一切容赦せず強靭な顎で食らいつく。
    体質は非常に丈夫で手入れもしやすく、遺伝病は少ない。
    山地での激しい狩りにも耐えうる体力・持久力を有するため、飼育する場合には十分な運動が要求される。よって、飼育環境は郊外の一軒家や農村地帯が好ましい。

狩猟 :

紀州犬は、紀伊山地に広がる広葉樹林でのイノシシ狩猟のエキスパートとして、何世紀もの間活躍してきた犬であり、祖先は紀元前からいた土着の中型犬とされる。

伝統的なイノシシ狩猟では、狩猟銃を持った7、8人のハンターと、各ハンターにつき3、4頭の狩猟犬が一つの山の麓からばらばらに森へ入り、音を頼りに追い立てる方法をとる。

通常は、100kg以上の体重と鋭い牙を持つイノシシに中型犬が飛びかかっても簡単に跳ね飛ばされて重傷を負ってしまうため、犬の重要な役目はイノシシに攻撃を加えることよりも、むしろイノシシを一箇所に留めておくことである。犬はハンターが来るまで体勢を低くして遠巻きにイノシシを挑発、イノシシが疲弊したところを狙って、ハンターがとどめをさす。ただし、ハンターが来られそうにない場合など、まれに犬のみで狩りを成功させることもある。

なお、俗説では紀州犬がイノシシを狩る場合、雄がイノシシの前方から、雌が後方から挟み撃ちにして追い詰めると言われる。
伝説 :

江戸時代、紀伊国阪本村の鉄砲名人・弥九郎が山道を歩いていると、オオカミが苦しんでいた。かわいそうに思って助けてやると、後日弥九郎の家の前にオオカミの子と思われる一匹の子犬がいた。弥九郎はその子犬に「マン」という名を与えて育てた。新宮城主が狩猟を行った際、一頭のイノシシが突進してきたが、マンがイノシシを撃退し、その名声は大いに上がったという。

このマンが紀州犬の先祖と伝えられており、紀州犬はオオカミの血を引いているという。また、弥九郎の墓所は熊野観音札所第17番水月山岩洞院(三重県南牟婁郡御浜町阪本)にある。
危険犬種(特定犬)としての扱い :

一部自治体では、紀州犬を人に危害を加える恐れがある犬種として「特定犬」に指定している。

紀州犬以外に特定犬として指定されている犬種として、土佐闘犬、秋田犬、ジャーマン・シェパード、ドーベルマン、グレートデン、セントバーナード、アメリカン・スタッフォードシャー・テリア(アメリカン・ピット・ブル・テリア)がある。

なお、イギリスやフランス、ドイツなど諸外国では土佐闘犬などの闘犬を「危険犬種」としてペット飼育の規制対象に指定しており、飼育が可能な場合であっても、口輪の装着など厳重な管理が義務付けられている場合がある。しかし日本においては、飼主のずさんな管理が原因の特定犬種による咬傷事故が絶えないにも関わらず、法的な飼育規制はされていないのが現状である。
地犬 :

紀伊半島の地犬であった犬種が天然記念物に指定される際、以下の全てが紀州犬として指定された。

    太地犬
    熊野犬
    日高犬
    高野犬
    明神犬
    那智犬
 

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「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2011年7月12日 (火) 16:40 )

カネ・コルソ(伊: Cane Corso)とは、イタリアのシチリア島原産の牛追い・番用の犬種である。犬種名は「保護者の犬」を意味している。別名はカネ・コルソ・イタリアーノ(英:Cane Corso Italiano)、イタリアン・コルソ・ドッグ(英:Italian Corso dog)など。

歴史 :

カネ・コルソは絶滅したモロシアン・タイプの犬種であるカーネ・ディ・マチェライオを復元して性格を少々改良したものである。シチリア島内で牛を管理するのに使われたり、家やその他の家畜などを泥棒から守るガードドッグとして見張り番もしている。牛追いをするときには闘犬の血を上手く利用して行う。ボス牛にケンカをけしかけ、驚いたりおびえたりして逃げ出させて誘導する事により、後ろについて従っているほかの牛たちもいっぺんにまとめて移動させる事によって牛追いをしている。番犬として見張りをするときは警戒を怠らず、侵入者には自らの命を投げ出しても勇敢に戦いを挑む。

近年ではイタリアだけでなく、アメリカなどでも牛追い犬、もしくはペットやショードッグとして飼われるようになってきた。日本ではまだ2008年現在、輸入されていない。
特徴 :

ずっしりとしたモロシアン・タイプの体型であるが皮膚はたるんでおらず、脚は太く長い。筋肉隆々の体つきで、つややかなスムースコート。毛色はジェット・ブラック、ブラック・アンド・レッド、ブラウン、ブルー、ブリンドル、ブルー・ブリンドル、レッド、チェスナットとさまざまであるが、ジェット・ブラックとブルーが好まれている。 垂れ耳・長く細い垂れ尾であるが、耳は断耳して立たせ、尾は短く断尾することもある。体高は雄64~68cm、雌60~64cmで、体重は雄45~50kgで雌40~45kgの大型犬。性格は家族に対しては愛情深く優しいが、きちんとした訓練が無ければ独立心旺盛で攻撃的になってしまうため、ペットにするにはドッグトレーナーにしつけを頼んだほうが無難である。運動量は牛追い犬だけあって、多くの運動を必要とするが、腰を痛める危険性があるので激しいランニングは避けるべきである。

甲斐犬の特徴

| 犬種の特徴, 甲斐犬 |

犬種の特徴は、
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体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
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「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2011年12月18日 (日) 20:49 )

甲斐犬(かいけん)は、山梨県原産のイヌの品種(「甲斐」は山梨県の旧国名「甲斐国」のこと)。

日本犬種の1つで、昭和4年(1929年)に当時甲府地検に赴任した安達太助が発見し、昭和6年(1931年)に「甲斐日本犬愛護会」=後の甲斐犬愛護会(かいけんあいごかい)=を創立、昭和7年(1932年)日本犬保存会の初代会長斎藤弘吉、獣医師の小林承吉等が中巨摩郡芦安村(現南アルプス市)や西山村、奈良田村(現南巨摩郡早川町)に群生していた立耳の甲斐地犬を調査し、「飼い犬」(かいいぬ)と間違えないように「甲斐犬(かいけん)」と命名、保存活動を開始した。

昭和9年(1934年)、秋田犬に次いで天然記念物に指定された。

形態:

毛色は黒虎毛と中虎毛と赤虎毛とに分かれる。黒一枚に見える個体も多いが、年齢を重ねるに従って虎毛がはっきりしてくることもある。虎毛は山野で狩りをするときの保護色である。

虎毛部分の色がビール瓶色のような茶褐色で、縞のある虎毛を特徴とするため、「甲斐虎毛犬(かいとらげいぬ)」の別名をもつ(一般的なブリンドルの毛色とは異なる)。

※昨今黒っぽい甲斐犬が多数存在し、甲斐犬愛護会の展覧会では上位にも入賞している。

まれに先祖がえりで雪甲斐犬と呼ばれるカラーの白が生まれることがある。

日本犬種のなかでは中型と小型のあいだの大きさである。

また、狩猟の用途や、原産地、または体型等により、「鹿犬型」(鹿型犬)と「猪犬型」(猪型犬)のタイプがあるが、その区別はあまり明確でない。

体高は、オスは48cm前後、メスは45cm前後である。

太く長い毛と、細くてやわらかい短毛が密集している。尾は差し尾、または巻尾で舌斑をもつ個体も多い。耳は他の日本犬と比較して、やや大きい。

シカ型は鹿を追っていたとされ、細身で体が長めで、岩場に適応して垂直に飛び上がる力に優れている。

イノシシ型は猪を追っていたとされ、胴は短め、体も太めで、真っすぐに突き進む力に優れている。

非常に知性が高く、一説では旧日本軍において軍犬として飼育を試みたところ、ジャーマンシェパードの半分の時間ですべての課程を習得したといわれている。 しかし、それらの犬は子犬からの飼育ではなかったため、「一代一主」の甲斐犬は軍関係者を新しい主とは認めず、すべてが脱走してしまい計画は頓挫した。

いずれも気性が比較的荒く、日本犬本来の素朴で野性味にあふれた犬である。

甲斐犬の評価ポイントは、三角形の肉厚な耳の角度、三角目の形、尾っぽの巻き方、足の開き方のバランス、跳節の角度などがある。
特性:

    北海道犬など他の日本犬に似た遺伝子構成を持つ。
    寒暖の差の大きい盆地風土に適した敏捷な犬。疾走する様はあたかも弾丸のようである。
    元来、山梨県南アルプスの山岳地帯でイノシシやカモシカ、などの獣猟、キジなどの鳥猟や、小動物の五目猟、それに伴う諸作業に使用されていた。甲斐犬は気性が荒い等のため、グループ猟より一銃一狗の単独猟でこそ、この犬種の猟性能が発揮されるという。
    「気性が荒い・攻撃的」という本来の性格、また野趣あふれるその風貌からも「甲斐犬の飼育は難しい」というイメージが強い。しかし、甲斐犬飼育の権威と言われた柳沢琢郎は「いかに優れた血でも人を咬む犬の血は残すべきではない。」との信念から、所有犬が総理大臣杯を獲得したにもかかわらず、咬癖があったため血を残さなかった。今では同氏の尽力により、「気性が荒い」といわれる無意味な攻撃的血統はほぼ淘汰されており、しつけをきちんと行えば猟犬としてはもちろん、すぐれた家庭犬として能力を発揮して現在は番犬や家庭犬として広く飼育されている。しつけを誤れば危険であることは他犬種とて同じことである。
    山岳地帯での激しい狩猟に耐えうる体力や、ガレ場で鍛えられた独特の飛節を持つ。
    飼い主以外の人間には心を開かず、唯一人の飼い主に一生忠誠をつくすことから一代一主の犬とも評される。
    2006年から山梨県のサッカーJリーグ1部(J1)クラブ、ヴァンフォーレ甲府のマスコットとなったヴァンくんとフォーレちゃんのモデルである。
    2010年山梨県の観光PRマスコットいわゆる「ゆるキャラ」として甲斐犬の着ぐるみ『武田菱丸(通称ひし丸)』が登場した。
    絶滅種の「高安犬」も甲斐犬がルーツだとされている。


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「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(  最終更新 2011年11月23日 (水) 03:36  )

オールド・イングリッシュ・シープドッグは、イギリス原産の大形の牧羊犬。 その頭文字から「OES」、または「オールド」などの愛称で呼ばれ、英語では断尾されていることから「ボブテイル」(尾無し)と呼ばれる。

容姿:

オールド・イングリッシュ・シープドッグは大型犬である。その長くからまった厚手のグレーと白の被毛は容易に見分けられる。耳は常に垂れている。断尾が違法でない地域ではほとんどが断尾され、後部がパンダのようになる。まれに生まれながらに切る必要のない長さの尾を持つ個体も生まれる。股関節形成不全、遺伝子の関連性から白内障など目周辺の病気にかかりやすい。

立った状態では肩より腰のほうが高くなり[1] 、側対歩と呼ばれる(前後の足を同時に出す)熊のような歩き方をする[2]。断尾されていない場合は尻尾は長く垂れ下がったままである[3]。

体長は肩の部分で少なくとも61センチ(24インチ)はあり、雌は雄より概して小さい[2] 。 体は短く、コンパクトであるが、がっしりしている。適正体重は個体によって様々だが、雄の大きい個体は46キログラムほどになるものがある[4]。

二重の被毛はグラデーションを作り、色は薄い灰色から濃い灰色、青みがかった色まで陰影がある。また、下毛には耐水性がある[5] 。子犬は白黒の毛色であり、黒い毛は子犬の頃だけ見られる。成長するにつれて銀色や灰色のぼさぼさした毛に生え変わる。
断尾:

断尾は18世紀に英国で家畜商の犬が免税となり、その証明として尾を切ったことが始まりとされ、それが習慣として現在に至っている[6]。 英国のケンネルクラブの基準では、断尾されているかされていないかのどちらが好ましいかを明らかにしていない[2] 。北欧諸国やヨーロッパの数カ国で犬の断尾は法律で禁止となり、そのような国では断尾されていないオールド・イングリッシュ・シープドッグは当たり前に見られるようになっている。 オーストラリアでは標準的に断尾されているほうが望ましいとされている[7]。アメリカでは自然に「ボブテイル」に見えない場合は、なるべく短く断尾するべきだとしている[5]。
歴史:

オールド・イングリッシュ・シープドッグはイングランドの古い片田舎の犬が起源とされているが、正確な記録は無い。この犬の初期については推測でしか語られていない。

1771年に英国の画家ゲインズバラによって小さな垂れ耳の犬が描かれているが、これをオールド・イングリッシュ・シープドッグの初期型だとする人がいる[8] 。 1800年代初期にイングランドの南西部郡で家畜を追っていた断尾されている犬「ボブテール」と呼ばれ、スミスフィールドやコッツウォルド・コーと呼ばれた犬はオールド・イングリッシュ・シープドッグの祖先である可能性がある。 多くの愛好家はベアデッド・コリーが今日のオールド・イングリッシュ・シープドッグの源流の一つであるとしている[9] 。また、サウス・ロシアン・シェパード・ドッグという種類が祖先の一つであるという説もある[6]。 オールド・イングリッシュ・シープドッグはもともと「羊飼いの犬」と呼ばれ、本来の牧羊犬のような牧場で家畜を激しく追い立てる仕事ではなく、牧場から市場へと移動させる役目をさせていたとされ、古くから羊の群れの後ろ側での警護や追いたてを業としてきた。

オールド・イングリッシュ・シープドッグは1873年のイングランド、バーミンガムのショーで初めて披露された。審査員は犬をすぐに下がらせるほど、質が悪いと感じていた[9]。しかしそれからその犬種はショードッグとして人気になり、1907年には毛を逆立ててふわふわにさせるグルーミング方法が編み出されたことが記録されている[9]。1880年代にはアメリカ合衆国に輸出され、世紀の変わり目には裕福な家庭の半分が飼っているといわれるほどになった[6]。

オールド・イングリッシュ・シープドッグは今日も人気のあるショウドッグである。

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
素早く気づき、対応していただくことが、何よりも重要です。


 

「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より( 最終更新 2011年11月21日 (月) 20:32 )

オーストラリアン・シェパード(英:Australian Shepherd)とは、アメリカ合衆国のカルフォルニア州原産の牧羊犬種である。オーストラリアの名を持つが、実際はアメリカが原産である。愛称はオゥシー。

歴史:

1800年代にアメリカへ渡ってきた移民がつれてきた沢山の犬が本種の先祖である。その犬はグレート・ピレニーズ、ワーキング・コリー、ティモンズ・バイター、ラフ・コリー、スムース・コリー、ボーダー・コリーなどである。これらが自然に交雑して生まれた犬種であるが、初期にはオーストラリアから直接連れて来られた犬種であると誤解されていたため、このような犬種名になった。

現在は世界中で多く飼育されていて、牧羊犬としてだけでなく聴導犬や救助犬、麻薬探知犬や介助犬、ドッグスポーツ用の犬として広い分野で使われている。勿論、ペットやショードッグとしても人気が高い。日本でも人気がある犬種で、国内でもブリーディングが行われている。毎年登録が行われていて、2009年度の国内登録頭数順位は136位中61位と高順位である。
特徴:

コリータイプの体型をした犬種である。脚は長く、マズルはやや短い。垂れ耳・尾は断尾されているかナチュラルテイルでコートはロングコート、毛色はブラックトライ・レッドトライ・ブルーマール・レッドマールの4色。アメリカ先住民から「ゴーストアイ」と呼ばれていた瞳の色は黒のものと青のもの、バイアイのものがいる。体高46~58.5cm、体重16~32kgの中型犬で、性格は陽気で優しく忠実。他の犬や子供と遊ぶことも大好きで、しつけの飲み込みがよく状況判断力も富む。身体能力が高く、運動量はとても多い。かかりやすい病気は遺伝による股関節疾患や目の疾患で、ブルーマールでなく真っ白の毛色のものは生まれつきの難聴・失聴を患っている可能性が高いため注意が必要である。又、家系によってはかつてアメリカで行われた乱繁殖の影響により盲目が起こりやすい家系もあるので、入手の際はその家系でないか注意する。


標準体高(♂:60〜65cm ♀:55〜60cm)
標準体重(♂:30〜40kg ♀:22〜32kg)

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
日頃から愛情持って接することで、体調の変化などに、
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「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(最終更新 2011年12月13日 (火) 02:29)

オーストラリアン・キャトル・ドッグ(英:Australian Cattle Dog)は、オーストラリア原産の牧牛犬種のひとつである。別名はブルー・ヒーラー(英:Blue Heeler)、クイーンズランド・ヒーラー(英:Queensland Heeler)、オーストラリアン・ヒーラー(英:Austrarian Heeler)。

尚、オーストラリアン・スタンピーテイル・キャトル・ドッグは本種の短尾種で、個別にFCIに公認登録されている。

歴史:

これの原種は同国原産のティモンズ・バイターという犬種で、その犬は1830年代に作出された。ティモンズ・バイターは牧牛犬として優秀な働き振りを見せたが、ヒーラーとしては牛のかかとを強く噛みすぎるという欠点があった。それを直して完璧なヒーラーを作出する目的で本種の作出が計画された。1840年代に本種の作出が開始され、ティモンズ・バイターとブルー・マールの毛色のスムース・コリー、ディンゴ、スミスフィールド・キャトル・ドッグ、オーストラリアン・ケルピー、ブルテリア、ダルメシアンなどを計画的に交配させ、1890年にようやく完成した。

主に牛を追って管理する牧牛犬として使われている。ディンゴのように吠え声を出さずに牛を誘導し、言うことを聞かない牛はかかとを軽く噛んで驚かせ、従わせる。このように牛のかかとを噛んで驚かすことの出来る牧牛犬のことをヒーラーという。又、本種は牛だけでなく山羊や馬、アヒルなどのハーディング(牧畜での追い込み、及び管理)もすることが出来る、優秀な牧牛犬種のひとつである。

もっぱら作業犬として使われ続けてきたが、愛好家は多くショーにも出場し、FCIへ公認登録されることになった。現在も作業犬として人気が高く、オーストラリアだけでなく、アメリカの西部やニュージーランドなどでも使役されている。ショードッグやペットとしても飼育が行われていて、日本でもペットなどとして飼育が行われている。ただし日本での頭数はあまり多くなく、1〜2年に一度国内で仔犬が生まれ、ジャパンケネルクラブに登録されている。2009年度の国内登録頭数順位は134位中104位であった。
ギネス公認の世界最高齢犬:

本種の犬の中で現在最も著名であるのは、ギネスワールドレコーズ公認の世界最高齢記録を持つ犬、「ブルーイー(Bluey)」(1910年6月7日 – 1939年11月14日)である。彼は既に故人であるが、出生年を確実に証明できる犬としては現在でも世界一長寿だった犬としての記録を持ち続けている。ブルーイーは老衰により天寿を全うした。29歳5ヵ月であった。

蛇足ではあるが、2010年4月現在、生存している犬の中での世界一の高齢記録保持者(予定)は、ドイツに在住しているバーニーズ・マウンテン・ドッグのペニー(Penny、雌、2010年現在25歳)である。その以前の世界一の高齢記録保持犬はダックスフントとテリア種のミックスのオットー(otto、胃癌により2010年1月14日に死去、20歳)、更にその前の記録保持犬はミニチュア・ワイアーヘアード・ダックスフントのシャネル(雌、2009年8月26日に老衰で死去、21歳)である。いずれにせよ、犬が20年以上生きることは珍しく、長生きには飼い主の愛情が必要不可欠である。
特徴:

ブルー・ローン系色(黒)とタン・ローン系色(茶)の犬

筋肉質でがっしりとした体を持ち、外見はややずんぐりしている。首は太く、胸が広い。胴は長めで、脚は太く短めである。耳は立ち耳、尾はふさふさした垂れ尾。コートは硬めのショートコートで、オーストラリアの暑さに対応するためにシングルコート構造になっている。毛色はブルー・アンド・タンが主流で、この他にはタンのローン(かす毛)などの毛色も見られる。ブルー・アンド・タンの毛色の犬の場合、仔犬のころはブルーの部分が真っ黒であることがほとんどで、成長・加齢に伴って色が薄まってブルーに落ち着く。体高43〜51cm、体重16〜20kgの中型犬で、性格は忠実で忍耐強く、知的であるが、やや神経質で人見知りする傾向がある。しつけの飲み込みや状況判断力が優れ、行動力と度胸がある。主人家族に対しては人懐こいが、あまりなじみの無い犬や人に対しては吠え立ててなかなか慣れようとしないのが短所である。既出の通りしつけの飲み込みはよいが、初心者が中途半端なしつけを行うと、ペット用の犬であれ人のかかとを強く噛むことがあるので、しっかりとしたしつけが必要不可欠である。スタミナがあり運動量は大型犬並みに多く、力強く活発な犬である。かかりやすい病気は関節疾患や生まれつきの盲目、難聴などがある。現役の作業犬種であり、且つ毛色関連の遺伝子による先天疾患を避けるための交配前検診が推薦されるため、なかなか手馴れたブリーダーでないと繁殖させられないのが、日本で本種のブリーダーの少ない原因のひとつである。

犬種の特徴は、
血統書発行団体の規定に沿った内容です。

毛色等はその種に認められた規定になります。
体高、体重などは基本的なサイズとして規定に近いほどスタンダードに近いと言えますが、
近年の平均的なサイズを表しているものではありません。

家庭で飼われている犬・猫のサイズが、
規定より大きすぎる場合や、又は、小さすぎる場合、
それが健康に大きく影響を与えるものではありません。

犬のサイズに関係なく、健康管理は飼われる方の、
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「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より(最終更新 2011年11月27日 (日) 07:46)

エアデール・テリア(Airedale Terrier)は、イギリスのヨークシャーにあるエア渓谷(エアデール)を発祥とする、テリア種の犬である。しばしば「エアデール」と短縮されて呼ばれている。

概要:

川の中でのカワウソ猟をこなすよう仕込まれたことから「水のテリア」とも呼ばれる。また、テリア種では最大の体格(肩までの高さは56cmから62cm、体重は23kgから32kg)であることから「テリアの王様」とも呼ばれている。
外観:
コート(毛種):

トップコート(上層毛)は硬い針金状で、アンダーコート(下層毛)は柔らかで毛皮のようであることが求められている。また、この毛種のため、ほとんど脱毛がない。毛の手入れはクリッピングナイフで行ない、体毛を引き抜いて取っていく。

茶褐色や橙褐色の頭、耳、脚であるのが正しいコートカラーとされている。また、躯幹の鞍状部は黒色や黒鉄灰色(黒と灰色と白が混ざった色)とされ、これはどちらもAKC(アメリカケネルクラブ)の犬種標準書で許容されている。
切断されず自然のままの尾のエアデール・テリア
尾:

尾は通常、出生後5日目に切断して短くするが、これは犬種標準書で必須とされていることではない。

アメリカ合衆国で見かけるエアデール・テリアはたいてい尾が短くされている。一方イギリスでは、尾を傷めた場合など切断した方が犬のためによい場合以外は、切断することは違法とされている。
口:

鋏状咬合(上の歯が下の歯に密着して覆い、顎に対して垂直に附着する)のが標準とされている。

エアデール・テリアの歯は、テリアの間で最も大きい。
気質:

エアデール・テリアはさまざまな作業をこなす。そして猟犬としてもよく働き、獲物を持ち帰る役目もこなす。動物を追う傾向、獲物を集めようとする特徴も見られる。
エアデール・テリアの頭部
健康:

エアデール・テリアは、若干の系統で股関節形成不全がみられることを除いて、遺伝性疾患には比較的かからない。

多くのテリアと同様に、エアデール・テリアには皮膚炎になりやすい傾向がある。 アレルギーや栄養バランスの悪い食事、甲状腺の生産過剰や不足は、皮膚の健康状態に大きな影響を与える。

通常はおよそ12年間生きるが、17歳まで生存した例も知られている。
歴史:

ヨークシャー州のウェスト・ライディングにある谷「エアデール」(エア渓谷)が犬種発祥の地である。 19世紀中頃に労働者階級の人たちが、カワウソ猟で活躍するオッター・ハウンド犬と、古い種類の English rough-coated Black and Tan Terrier を交配させたことでこのエアデール・テリアを作り出したとされている。 1886年、イギリス・ケネルクラブ(the Kennel Club of England)はエアデール・テリアという犬種を正式に認定した。

その時代、裕福な猟師は猟犬の他に何頭かのテリアの群れを付き添わせて一緒に狩猟を手伝わせていた。 猟犬は獲物が残した臭いを辿って追跡し、追い詰める。そしてテリアが、獲物が隠れた穴に入り込んで止めを刺していた。 テリアは一般の人々には気に入られた猟犬であった。 初期のテリア種には、獲物に組み付くのに十分な大きさが求められると同時に、彼らが獲物を地下の隠れ家にまで追って捕らえるのに支障がないほどの体格であることが求められていた。 明らかにこれらのテリア種は、狩猟に参加する資格として、人間の指示や援助がなくても地下の暗い隠れ家で獲物に立ち向かえるだけの勇気と活気を持たなければならなかった。

19世紀の中頃、定期的な競技会がエア川に沿って行なわれていた。それは、テリア犬がその周辺に住む大きな川ネズミを追いかけるというものだった。 テリアは、川岸の獲物のネズミがいる穴を見つける能力、そしてフェレットによって穴から駆り立てられたネズミが水に入ったのを追って捕らえる能力を審査された。 こうした行事の人気が高まってくると、この作業を優秀にこなすテリアへの需要も起こってきた。その期待に応えるテリアは、オッター・ハウンドと、その時期に一般に普及していたブラック・アンド・タン・テリアやブル・アンド・テリアを交配させることで作り出された。

出来上がったのは、我々が今日これがエアデール・テリアだと認める、脚の長い犬であった。 この体格は、小回りを効かせて働くのが流儀のテリア種としても、敵の獲物から自分の身を隠すのにも大き過ぎている。しかし競技会でテリアに期待される他の仕事はどれも上手に出来た。特に水に関する作業がうまかった。 この大きなテリアには、ネズミを捕獲する技術に加えてさまざまな才能があった。猟犬の血が入っていることから、獲物を嗅ぎつける能力に恵まれていた。また、大きな動物に組み付くのに十分な大きさと体力も持っていた。そのため多目的な活躍のできるテリアであった。 強力な嗅覚により獲物が銃で傷ついたことを主人に教えることも、その獲物を回収することも出来た。 またその大きさと気質により家や農場の番犬としても有能であった。 さらには、まったく合法的な活躍ではなかったが、昔のエアデール・テリアの使い道の一つは、一般人が立ち入ることができない広い所有地内で獲物を密猟するのを手助けすることだった。そこではウサギも鳥も豊富だった。エアデール・テリアは飼い主が殺した獲物を取って来たり、獲物を追って殺したり、獲物が逃げていくのを教えたりすることができた。

第一次世界大戦では、戦線で敵の背後にいる味方の兵士に連絡文書を運ぶためにエアデール・テリアが広範囲で利用された。赤十字も、負傷した兵士を戦場で発見するために利用していた。

警察犬やレスキュー犬としてジャーマン・シェパードが選ばれて採用される以前は、エアデール・テリアがしばしばこの役割を果たしていた。

第一次世界大戦の後、戦場におけるエアデール・テリアの勇敢さが伝えられ、またセオドア・ルーズベルト、カルビン・クーリッジ、ウォレン・ハーディングといった歴代の大統領がエアデール・テリアを所有したおかげで、エアデール・テリア人気が高まった。 1949年にアメリカでのエアデール・テリア人気はピークとなり、アメリカケネルクラブによる調査では110の犬種中の20位にランクされた。しかしその後は、146犬種中の50位まで落ちてしまった。

エアデール・テリアを飼っていた有名人としてはジョン・ウェインも知られている。いつも一緒にいたその犬の名「リトル・デューク」にちなんで彼は「ビッグ・デューク」というニックネームで呼ばれた。そのためか、彼は「デューク」という名を本名より好んだといわれている。(ジョン・ウェインの項を参照)
日本でのエアデール・テリア:

    日本の警察犬種にエアデール・テリアが含まれている(他は、ボクサー、コリー、ドーベルマン、ゴールデン・レトリバー、ラブラドール・レトリバー、ジャーマン・シェパードである)。
    立教女学院小学校では、牝のエアデール・テリアを毎日学校へ登校させて児童と犬が触れ合う機会を実現する「動物介在教育」を実施している。2009年、高文研より『学校犬バディ』が出版され活動の様子が紹介されている。
    俳優の保坂尚希はテレビのペット情報番組に自分の飼うエアデール・テリアと一緒に出演することがある。彼は日本エアデールテリア協会の会員でもある。また、女優松島トモ子もプロフィールでエアデール・テリアを飼っていると紹介されている。
    1978年から1979年にかけてフジテレビで放送されていたドラマ『ふしぎ犬トントン』(主演坂上忍)にエアデール・テリアが出演していた。一見するとエアデール・テリアだが実は宇宙人で言葉も喋る「トントン」が、普段は縫いぐるみに化けて他人の目を欺きつつ、主人公の少年と交流していく。
    2002年から2003年にかけて竹田エリによって書かれた警察を舞台にした漫画『SMH – 始末署の星』には、警察犬のエアデール・テリア「照焼号」が登場する。
    作家の沼田陽一はエアデール・テリア愛好家として有名。著書『笑っちゃうね あなたに似た犬』を始め数多くの作品に愛犬パルらが登場する。
 

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